静岡県の位置

静岡県は日本のほぼ中央に位置し、太平洋に面しています。南側は遠州灘、駿河湾、相模湾に沿って500kmの海岸線を持ち、北側は富士山など3000m級の山々が連なる山岳地帯です。山地から流れ出た川が県土を縦断し、河口部に肥沃な土地を形成しています。気候は北部の山岳地帯を除けば全体的に温暖な海洋性気候です。冬は乾燥して晴天が多く、平地では雪は殆ど見られません。茶とみかんの生産量は日本一位で、温暖なため多種多様な農産物が育てられており、漁業では駿河湾や遠州灘ではしらすやさくらえびが有名で、遠洋漁業の基地としてカツオやまぐろの水揚げが多くなっています。また楽器や自動車、紙・パルプの生産も有名です。

背景に富士山が広がる茶畑

静岡県でも他県と同様に少子高齢化が進んでおり、労働力不足は問題となりつつあります。県内で働く外国人の数は7万人弱で、ブラジル、フィリピン、ベトナムの方が多くなっています。4割程度が製造業に、サービス業や卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業で働く方もいます。在留資格別にみると、身分に基づく在留資格の方が6割弱と最も多く、技能実習生が2割弱、専門的・技術的分野と資格外活動が1割程度となっています。