和歌山県の位置

和歌山県は日本の中央の西、近畿地方にあり、面積の大部分は紀伊山脈を中核とする1000m前後の山岳地帯です。世界遺産である熊野古道や熊野三山、高野山、吉野・大峰など、山々に育まれた歴史文化が息づいています。海岸線は総延長650キロメートルに及ぶリアス式海岸で雄大な景色が望め、また天然の良港にも恵まれています。南北に長い地形のため北部と南部でやや気候が異なりますが、全体的に温暖です。良質な温泉に恵まれ、みかんやマグロ、クエ、イセエビ、熊野牛なども訪れる人々を楽しませてくれます。

根本大塔、高野山の仏教施設の中心的な塔

和歌山県でも他県と同様に少子高齢化が進んでおり、労働力不足は問題となることが予想されます。県内で働く外国人の数は3千人強で、ベトナム、中国、フィリピンの方が多くなっています。製造業が4割程度、卸売業・小売業が1割強、医療・福祉で働く方もいます。在留資格別にみると、技能実習の方が4割程度と最も多く、専門的・技術的分野が2割程度となっています。